トイレの水漏れ修理でバルブユニット交換

ある日、トイレの床部分が濡れてるのを発見し、最近、急に寒くなってきたので結露かも?と思って様子見てましたが、やはり水漏れしているようでした。
水漏れしている箇所を調べてみると、配管周りを手探りで探っても濡れてる様子はなく、どうやら便座の隙間から漏れているようで、給水フィルター付水抜栓から漏れているような気配でした。

ちなみに、我が家のトイレはCES982の一式で、ウォシュレット部分はTCF982Fの型番となります。
販売されたのは10年ほど前なので、既に販売終了となってます。

給水水抜栓を交換してみた

水抜栓を外して確認したのですが、特に汚れが詰まっているわけでもなく、パッキンも痛んでいませんでしたが、もしこれが原因で直るのであればと思い、Amazonで同じ製品を購入してみました。

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交換で水漏れが直ればと期待したのですが、残念ながら水漏れが再発してました。

もし、この交換で水漏れが直れば、下記の記事を読む必要はございません。

TOTOへ修理依頼・見積もり

さらにネット上で調べてみると、どうやらウォシュレット内部のバルブユニットの電磁弁が該当しそうでしたが、交換作業が大変そうなので、TOTOへ修理を依頼しました。
TOTOでは、すぐに修理日程を取り掛かってくれて、翌日に訪問修理の予定を組んでいただけました。
おそらくバルブユニットではないか?と告げましたが、その部品は既に販売終了なので、点検にて修理により部品交換できないようであれば、出張料金・点検料金はかかりませんとの対応でした。

翌日、TOTOの下請け業者に点検していただいたところ、やはりバルブユニットの可能性が高く、やはり部品が入手できないので、ウォシュレットの便座部分の交換を提案されました。

10年も使っているので、バルブユニット交換しても他の周辺パーツも故障が出るかもしれないので、見積もりを依頼しました。
見積もりが来るまで4日間要し、多少の値引きが入っても、約24万円!

ウォシュレット部分だけ購入もしくは自分で交換できないかネット上で調べたところ、我が家の機種は一体型なので、他のメーカー整は取り付け不可で、丸ごと交換するしか方法はないとの事。
ちなみに、TCF982は販売終了しているので、後継のTCF984となり、我が家ではTCF984Bが該当するようです。

自力(DIY)で交換を決意

見積もりがすぐにでも届いていれば、そのままウォシュレットを交換してたかと思うのですが、実は、見積もりが届く4日間の間にも、水漏れの量が増えているようだったので、自分で交換してみようか悩みました。

よくよく考えてみると、バルブユニットはAmazonや楽天で入手可能であり、それも類似品ではなくTOTOの正規製品。
しかも、AmazonではTOTOストアで購入できるのに、TOTOの受付もしくは下請け業者では、販売終了のため部品が調達出来ませんの一点張り。
おそらく、20万円以上のウォシュレット交換させるための販売戦略なのでは?と、やはり納得いかないので、自分で修理を決意しました。
もし、自分で修理が無理もしくは失敗したら、その時に交換を依頼すれば良いので。

前置きがかなり長くなってしまいましたが、これから交換作業に入ります。

部品購入

まずは、バルブユニット(TCH785N)を購入
購入の際は、型番等を確認し、適合するか確認しましょう。

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ユニットの一部には、冒頭で購入した給水フィルター水抜栓も含まれてます

準備

バルブユニット交換作業では、先人たちの貴重な記事を参考にさせていただき、熟読しておきましょう。

先人たちの詳細記事を見ながらの作業となりますので、細かい写真や説明は割愛します

必要用具

  • ドライバー(+,-)
  • ラジオペンチ
  • 部品が便器に落ちないようトイレをカバーする段ボールやビニール
  • 雑巾
  • ピンセットみたいな尖ったもの

作業前事項

  • 止水栓を閉めて、水が出ない事を確認
  • ウォシュレットの電源を抜く
  • 部品が落ちないようにトイレにカバーをする

ウォシュレット上部を外す

  1. 給水フィルター水抜栓のカバーを外し、ビス1本で止まっている部分を外す
  2. 本体周りのビスカバーを外す(4カ所)
    カバーの下部分に隙間部分があるので、そこの引っ掛かりを利用して外す
  3. ビスを外す(4カ所)
  4. ゆっくり揺らしながら慎重に持ち上げる
    特に左側に配線が繋がっているので、左側を持ち上げすぎない事
  5. 配線を外すもしくは、落ちないように固定しておく
    配線を外す際には、ロックのツメを押して外します

バルブユニット交換

  1. 配管を外す
    1. 上配管を外したら、新しいパッキンと交換する
    2. 下配管は手が入りづらいので、ラジオペンチで挟み、回し気味に外す
  2. 手前の黒いカバーを外す
  3. バルブユニット下部分の配線を外す(青色2カ所、赤色1カ所)
    これも手が入りづらいので、ラジオペンチで挟んで抜いた
  4. バルブユニットと繋がっている、右側の青い配線コネクタを取り外す
    ツメでロックがかかっているので、ツメを押して引き抜きますが、必ずコネクタ部分を持って引き抜きましょう
  5. バルブユニットが固定されているビスを外す(3箇所)
  6. バルブユニットの右隣の部分のネジも外す
    これを外さないと、バルブユニットが取り出せません
  7. 6.でネジを外した部分のパーツを少し持ち上げ気味にして、バルブユニットを取り外す

取り外せたら、あとは、逆の手順で戻していきます

配管・配線の確認のため、ウォシュレット上部を閉めないうちに、動作テストをした方が良いかと思います

感想

苦労した箇所は、バルブユニット下配線のコネクタが、なかなか抜けなくて時間がかかりました。
また、5.~7.の作業で、バルブユニットを外す事が出来ずに、四苦八苦しました。
作業の手順を熟読し、頭の中にいれておいたにも関わらず、結局1時間半かかってしまいました。

先人たちの作業手順がなかったら、到底無理な作業ですし、何時間もかかった事でしょう。 本当に感謝です。

給水フィルター水抜栓の購入が無駄になってしまいましたが、それでも24万円の費用が約1万円に節約する事が出来ました。

私も電磁弁のパッキン部分を調べてみようとしました。

手前の正方形の白い部分の内部を外してみたところ、シャフトが経年劣化で、取り外す作業の途中で破損してしまいましたので、残念ながら、この部分のパッキンまで辿りつることは出来ませんでした。

私の住んでいるマンションでは、約400戸のほとんどが、同じ製品が設置されていると思うので、今回のような水漏れの症状が頻繁に出てくるのではないでしょうか?
そういった意味で、何かの参考になればと思い、作業記録として残しておきたいと思います。